3時間前
アーク・インベスト、ビットコインETFを約1590万ドル分売却、10月の下落拡大で
Cathie Wood's Ark Trims Bitcoin ETF Holdings as BTC Extends October Losses - ARK 21Shares Bitcoin ETF (BA

Benzinga

アーク・インベストは、市場全体の不透明感が広がるなか、ビットコインが8万ドルを上回る水準を維持しにくくなる状況で、自社の現物ビットコインETFを約1590万ドル分売却した。CryptoProwlによると、キャシー・ウッド氏率いる同社は、傘下の投資ファンド全体でARK 21Shares Bitcoin ETF(NYSE:ARKB)の保有を減らした。ビットコインが10月初めに付けた高値から下落するなかでの保有縮小となった。
ビットコインは10月27日早朝に7万9700ドル近辺で取引され、月間では約6%下落していた。ビットコインは10月初めに約8万6000ドルで取引を始めた。第3四半期には40%を超える上昇となっていた。その後の下落は、投資家がリスクの高い資産へのエクスポージャーを見直すなかで、相場の勢いが反転したことを示している。
今回の売却は、アークがビットコインに対する長期的な見通しを変えたことを必ずしも意味しない。アークの分散投資ルールでは、ファンド資産に占める個別銘柄の上限を10%としている。このため、ARKBの売却は暗号資産全体からの撤退ではなく、ポートフォリオのリバランスである可能性がある。今回の取引が対象とするのはARKBの保有分であり、全ポートフォリオを通じてアークがビットコインへのエクスポージャー全体を縮小したかどうかは分からない。
ETFDbによると、ARKBの設定来累計純流入額は約11億ドル。現在の運用資産は約29億ドルとなっている。ただし、累計流入額や運用資産は、投資リターンがプラスであることを保証しない。ビットコイン価格の変動はARKBの価値を変える可能性があり、投資家による解約もファンドの資産規模を変動させる。
ビットコインの下落は、投資家がAI関連株の高いバリュエーション、原油価格の上昇、債券利回りの上昇を考慮するなかで起きている。こうした要因は投資家のリスク選好を弱め、変動の大きい資産の保有を減らす動きにつながる可能性がある。水曜日に予定される米連邦準備制度理事会(FRB)の金利決定も、市場の重要なイベントとなる。金融政策をめぐる見方は、特に米国債利回りが高止まりすれば、ビットコインの短期的な方向に影響する可能性がある。投資家は、相場の方向を示す兆候として、現物ビットコインETFの資金フロー、米国債利回り、FRBの政策指針に注目する。
ビットコインは債券とは異なり、利息を生まない。このため、利回りの上昇は収益を生む資産の相対的な魅力を高め、投機的な投資への需要を減らす可能性がある。ビットコインの価格動向と投資家の資金フローは、今後もARKBの運用資産を左右する重要な要因となる。アークの売却は、企業が暗号資産への幅広い取り組みを維持しながらも、ポートフォリオ運用者が保有ポジションを変更し得ることを示している。
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